冷蔵庫の中、最後に掃除したのはいつですか?
「見えないし、汚れてなさそうだからつい後回しに…」
「食べ物を入れてるし、掃除って難しそう」
そんな声もよく聞きますが、実は冷蔵庫内の掃除は「節電」と「衛生管理」両方に関係する大切な習慣なんです。
この記事では、冷蔵庫を定期的に掃除すべき理由と、冷気の通り道を守る掃除のコツを紹介します。
なぜ冷蔵庫の掃除が必要なのか?
● 冷気の流れが悪くなると、電気代がアップ!
冷蔵庫の中には「冷気の吹き出し口」があり、そこから冷たい空気が庫内に流れています。
しかし、食材やタッパーが吹き出し口をふさいでしまうと、冷気が庫内全体に行き渡らず、冷えが悪くなってしまうのです。
冷えが悪くなると、冷蔵庫は余計に冷やそうとしてフル稼働し、無駄に電気を使ってしまいます。
年間で見ると、1,000〜2,000円ほど電気代が増えてしまうケースも。
● 食材の劣化やカビ・ニオイの原因にも
冷蔵庫は食べ物を保存する場所なので、見えない汚れやカビが発生しやすいです。
- 野菜クズや液だれ
- 醤油やドレッシングのこぼれ
- 開封したままの食品からのニオイ移り
放っておくと雑菌やカビが繁殖し、食品が傷みやすくなるうえ、健康にも影響を与える可能性も。
● 掃除するだけで気づける「ムダな在庫」
掃除のついでに中身を整理することで、
- 「同じ調味料が3本もあった!」
- 「賞味期限が切れていた食材が奥に…」
といった在庫管理のミスにも気づけます。
結果的に、無駄な買い物が減って節約にもつながります。
【冷蔵庫掃除のタイミング】おすすめは月1回〜季節の変わり目
忙しい家庭でも、月1回〜2ヶ月に1回程度の掃除が理想です。
特におすすめのタイミングは:
- 食材が少ない週末前
- ゴミ収集日前日(処分しやすい)
- 年末の大掃除や、季節の変わり目
これらの時期に合わせて掃除すると、食材の整理とゴミ出しが一気にできて効率的です。
【冷蔵庫掃除の手順】主婦が実践する5ステップ
① 中身を一度すべて出す
掃除の前に、中の食材を一度すべて出しましょう。
- クーラーボックスや保冷バッグがあれば、冷やしたまま保管可能
- 保冷剤を活用すれば、長時間の作業でも安心
庫内を空にすることで、掃除がしやすく、奥の汚れにも気づきやすくなります。
② 棚板・ケースを取り外す
取り外せるパーツは外して、ぬるま湯に中性洗剤を入れて洗うのがベスト。
- 野菜室やチルドケース
- ドアポケット
- 棚板や仕切り板
スポンジで優しく洗い、よく乾かしてから戻しましょう。
③ 冷気の吹き出し口を確認
庫内には必ず「冷気の吹き出し口」があります。
この部分にホコリや汚れ、氷などがたまっていないかをチェック。
ここをふさぐと冷気の流れが悪くなり、冷却効率が下がる=電気代が上がる原因になります。
④ 中を拭き掃除(アルコール or 重曹水)
冷蔵庫内は水拭きだけでなく、アルコールスプレーや**重曹水(重曹:水=1:10)**での除菌がおすすめ。
- 雑菌・カビの予防
- 食品由来のニオイ取り
仕上げに乾いた布で水気をしっかり拭き取れば清潔な状態に。
⑤ 食材を戻す前に「賞味期限チェック」
最後に戻す前に、期限切れや使いかけの食材をチェック。
ラベリングして「いつ開けたか」「いつまでに使うか」を書いておくと、食材のロスが激減します。
冷蔵庫掃除のコツ&注意点
- 冷凍庫はこまめに霜取りを
→ 霜がたまると冷却効率が落ちます - **ニオイが気になる時は「炭」や「コーヒーかす」**で消臭
- 洗剤を直接庫内にかけない(スプレーは布に吹きかけて使う)
定期的な掃除で得られるメリットまとめ
項目 | 効果 |
---|---|
節電 | 年間1,000円〜2,000円の節約も可能 |
清潔さ | 食品が長持ち・衛生面も安心 |
食材ロス削減 | 無駄な買い物が減って節約に貢献 |
故障予防 | 冷気がしっかり循環し、故障リスク低下 |
まとめ|冷蔵庫掃除は「節電」と「健康」に直結する!
冷蔵庫は見えにくい場所ですが、家庭の中で最も働き者の家電です。
冷蔵庫の中が清潔で、冷気の通り道が確保されていれば、
- 食材が長持ちする
- 電気代が節約できる
- 故障しにくくなる
といういいことづくし。
忙しい毎日でも、月に1回の冷蔵庫掃除を習慣にして、
安心・快適・節約の暮らしを手に入れましょう!
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