ある日突然、水道の蛇口から水が止まらなくなった!
「えっ、どうしよう…」と焦ってしまうのも当然です。
トイレ、キッチン、洗面台、浴室など、どの場所でも水が止まらない=水漏れトラブルは、放置すると水道代が跳ね上がるだけでなく、床や家具の浸水・腐食にもつながりかねません。
この記事では、
- 自分でできる応急処置
- 絶対にやるべき初動対応
- 専門業者に連絡する目安
を具体的に解説します。突然の水トラブルにも落ち着いて対応できるよう、ぜひ覚えておきましょう。
【まず最初に】慌てず水の元栓を確認しよう
水道が止まらないとき、最優先ですべきことは「元栓(止水栓)」を閉めることです。
これは家全体の水の供給を一時的にストップさせる操作です。
▼ 元栓の場所はここにあります:
- 戸建て:屋外のメーターボックスの中
- マンション:玄関横のパイプスペースやメーターボックスの中
▼ 止め方:
- メーターボックスのフタを開ける
- 金属のバルブを時計回りに回して閉める(固い場合は軍手やレンチ使用)
これで、家全体の水が止まります。
家族がいる場合は「水が一時的に使えなくなる」ことも伝えておきましょう。
【応急処置】水が止まらない状況別の対処法
① 蛇口から水が止まらない場合
- パッキン劣化や内部のバルブの故障が原因の可能性大。
- ハンドルタイプなら、強く締め直してみる。
- レバータイプの場合は内部破損が疑われるため無理に動かさず元栓を止める。
※力任せに回すと逆に悪化することもあるので注意。
② トイレの水が止まらない場合
- タンクのフタを外し、中を確認します。
- 浮き球が下がりっぱなしになっている場合 → 手で上げると止まることも。
- ゴムフロートやバルブの不具合が原因で水が出続ける場合もあります。
✅ 一時的に止めるには、トイレ本体横の止水栓をドライバーで閉めると◎
③ 洗濯機の蛇口やホースから水漏れ
- 洗濯機用の蛇口が壊れている可能性あり。
- 水栓を手で閉め直す or ホースの接続部を確認する
- 水が漏れているときは、バケツで受ける・タオルで一時的に処置する。
④ 浴室のシャワーが止まらない
- 切り替えハンドル(シャワー/カラン)が故障している可能性大。
- 無理に動かすよりも、元栓を閉めて業者に相談するのが確実です。
【緊急時】水漏れ時にあると便利な道具
今後の備えとして、以下の道具があると安心です:
道具 | 使い道 |
---|---|
モンキーレンチ | 元栓・止水栓を回すときに使用 |
止水テープ | ホースや配管の一時的な漏れ止めに |
雑巾・タオル | 水浸し対策、拭き取り用 |
バケツ | 水の受け皿として使用 |
ビニール手袋 | 汚水処理や清掃用 |
【注意】やってはいけない3つのこと
❌ 1. 力まかせに蛇口を締める
→ 内部の金属部品が破損し、かえって悪化する可能性があります。
❌ 2. 放置して様子を見る
→ 水道代が高騰し、建物が腐食することも。
❌ 3. 修理が不安なのに無理して直す
→ DIYに自信がない方は、迷わず水道業者に連絡しましょう。
【専門業者に頼む判断基準】
以下のような状況では、プロに依頼するのが最も安全です。
- 止水栓を閉めても水が止まらない
- トイレの水が逆流してくる
- 壁や床からの水漏れがある
- 修理部品の交換が必要と感じた場合
▼ 水道業者の選び方ポイント:
- 「水道局指定工事店」などの信頼できる業者に依頼
- 緊急出張可能かどうか確認
- 作業前に見積もりをもらう(高額トラブル防止)
【まとめ】水道が止まらないときの行動フロー
- 落ち着いて元栓(止水栓)を閉める
- 原因が分かる範囲で応急処置を行う
- 必要に応じて専門業者に連絡する
突然の水トラブルでも、事前に知識があるだけで落ち着いて行動できます。
この記事をブックマークしておくと、いざという時の助けになるはずです!
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