毎日使うお風呂。リラックスできる空間のはずが、「なんだか臭う…」と感じたことはありませんか? 特に排水口から漂うイヤなニオイは、気づくと不快でストレスの元に。
しかし、実は自宅にあるもので簡単に対処できる方法があるのです。
今回は、なぜ排水口が臭くなるのか、その原因と対策、そして予防方法まで、分かりやすくご紹介します!
排水口のニオイの原因は?
お風呂の排水口のニオイの原因は、主に以下の4つです。
① 髪の毛や皮脂汚れの蓄積
シャンプー時に流れた髪の毛・皮脂・石けんカスが排水トラップにたまり、雑菌の温床に。これが腐敗して悪臭を放つのが最も多いパターンです。
② カビやぬめりの発生
排水口周りは湿度が高く、温度も適度なため、カビやぬめり菌が繁殖しやすい環境です。これが進行すると、黒カビやヌルヌルの層ができて悪臭の原因に。
③ 排水トラップの不具合
排水口には通常、「封水(ふうすい)」という水のフタがあり、これが臭いの逆流を防いでいます。しかし、水が蒸発したり、トラップがずれていたりすると、下水のニオイが室内に上がってきてしまうこともあります。
④ 配管の奥の汚れ
長年使用した配管の内側には、落としきれなかった皮脂やカスが蓄積しており、見えない場所で発酵・腐敗して臭いを放つ場合もあります。
簡単にできる!ニオイ対処法5選
① 重曹とクエン酸でナチュラル洗浄
お掃除の定番アイテム「重曹+クエン酸」を使えば、化学薬品に頼らずしっかり脱臭・除菌できます。
やり方:
- 排水口に重曹100gをふりかける
- その上からクエン酸(またはお酢)50mlを注ぐ
- シュワシュワと泡立つ反応を数分放置
- 最後にお湯(40~50℃)をたっぷり注ぐ
化学反応で汚れを浮かしつつ、ニオイの元を中和してくれます。
② 排水トラップの分解清掃
排水口の「フタ」や「カバー」、「髪の毛キャッチャー」などは簡単に外せます。手袋をつけて、取り外して中まで掃除しましょう。
使えるアイテム:
・古歯ブラシ
・綿棒(細かい部分の掃除に)
・使い捨て雑巾やキッチンペーパー
POINT: 月に1〜2回のペースで掃除すると、ニオイの発生を予防できます。
③ 排水トラップに水をためる
「しばらく使っていない浴室」や「長期留守後」のニオイは、排水トラップの水が蒸発したせいかもしれません。
この場合は、バケツ一杯の水を流すだけで封水が復活し、臭いが止まることも。
④ 市販の排水管クリーナーを使用
汚れがひどい場合や、ニオイがどうしても取れないときは、強力なパイプクリーナーを使うのも選択肢の一つ。ジェルタイプや泡タイプの洗剤は、奥の汚れにも届きやすく、即効性があります。
※使用前には、必ず換気をして、取扱説明書をよく読みましょう。
⑤ ゴミ受けや髪の毛キャッチャーを常に清潔に保つ
毎日のバスタイム後、ゴミ受けにたまった髪の毛や汚れをこまめに取り除くだけでも、ニオイ予防になります。特に家族が多いご家庭では、放置するとすぐにニオイが発生します。
予防のポイント
- 入浴後に熱めのお湯を排水口に流す(汚れを流し落とす)
- 排水口にアロマオイルを1滴垂らして香り対策に(柑橘系がおすすめ)
- 月1回は排水口の大掃除デーを設ける
こうした小さな工夫で、清潔で快適なお風呂環境をキープできます。
まとめ:お風呂のニオイ対策は「早めの対応」がカギ!
お風呂の排水口のニオイは、放っておくほど取りにくくなるもの。
でも、重曹やクエン酸、水を使った簡単な方法で解決できることがほとんどです。
「最近ちょっと臭うな…」と感じたら、ぜひこの記事で紹介した方法を試してみてください。
清潔で気持ちのいいバスタイムが戻ってきますよ。
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